離婚したら親権はどうなるの?意外に知らない5つのこと!

お子さんが居る場合、この親権問題は避けては通れない問題です。未成年の子供が居る場合、この親権をどちらにするかを決めなければ離婚は出来ません。離婚をするにあたり、父親側と母親側のどちらが親権を取るのか?また、親権を取る権利があるのか?

ここでは、法律的な観点を踏まえ、離婚後の親権問題について紹介していきます。

親権の種類とは?間違えやすい親権の意味!

一口に「親権」と言っても、法律上は大きく「財産管理権」と「身上監護権」とに分けられます。この2つを合わせものが、一般的に「親権」と呼ばれているものです。

では、この「財産管理権」、「身上監護権」とは、どういうものなのでしょうか。

財産管理権とは?

財産管理権とは、①包括的な財産の管理権、②子どもの法律行為に対する同意権を指します。

子供が成人になるまでの間、その子供に代わって財産を管理することを言います。子供が成人に達した場合、その財産を管理計算する義務があります。

身上監護権とは?

身上監護権とは、①身分行為の代理権子どもが身分法上の行為を行うにあたっての親の同意・代理権、②居所指定権親が子どもの居所を指定する権利、③懲戒権子どもに対して親が懲戒・しつけをする権利、④職業許可権子どもが職業を営むにあたって親がその職業を許可する権利を指します。

未成年の子供に対し、子供と生活を共にし、日常の世話や教育を行なうことを言います。

これらは、一括りに「親権」と呼ばれていますが、ごく稀に「財産管理権」と「身上監護権」を双方に分ける場合もあります。

親権獲得の条件とは?法律的な観点から見る!

子供の将来性を重視!

親権取得の条件とは、子供の利益や福祉、教育といった観点から、子供にとって父親と母親のどちらと一緒に居る方が良いのか?といった点が判断の基準となります。

法律は、子供の未来を尊重します。親権問題に対する裁判においては、特に小さなお子さんの場合、両親の身勝手な行動や言動で子供が振り回されないよう、子供にとって一番良い方法について慎重な検討が行われます。

父母側の基準とは何?

父母側の条件としては、①心身の状態、②生活態度、③監護能力、④精神的、経済的家庭環境、④住居、⑤教育環境、⑥子どもに対する愛情の度合い、⑦従来の監護状況、⑧監護補助者がいるかなどが条件となります。

監護能力、子供に対する愛情の度合いは、特に重点を置く項目であり、これらを見ても、法律的に子供を擁護していることが分かります。

子供側の状況とは?

子供側の状況としては、①年齢、②性別、③発育状況、④環境の変化への適応性、⑤子どもの意向、父母との結びつきなどが挙げられます。

子供は、年齢によって環境への適応性も変化していきます。また、子供の発育状況は、心的な要因が大きく左右されるため、いかに子供が安心して日々の生活を送れるか?といった点がポイントとなります。

有責配偶者の親権とは?

相手側に不貞行為が発覚し、有責配偶者になった場合でも、法律上は親権者になれないわけではありません。子供に対するDV等であれば論外となりますが、先ほど紹介したとおり、重要なのは監護能力、子供に対する愛情の度合い、そして子供に対してより良い環境です。

双方の話し合いにおいても、子供の事を一番に考え、子供にとって何が大切か?ということを第一に考えるべきです。

父親が獲得する条件とは?その可能性に期待!

圧倒的に母親が有利!

これまでの裁判所の判断では、親権は母親側が有利です。これは、子供の近くに居て子供の成長過程により親密に接してきた経緯が大きく影響しているからです。

また、子供が母親と暮らすことを望む傾向が多くみられることも、理由のひとつと言えます。この事から、親権は母親が獲得する可能性が高いと言えます。

では、父親が親権を獲得できる可能性は、あるのでしょうか。また、それはどのようなケースの時なのでしょうか。

父親が獲得できる条件!

父親が獲得できる条件は、①父親の両親が同居しており、子供の面倒を充分に見る事が出来る。②父親の収入が高く、子供の教育や今後の成長過程において十分な環境が整っている。③母親の収入が極端に少なく、また借金等で子供の成長過程に良い影響を与えない。などが挙げられます。

ただし、あくまでも可能性であって、仮にこれらの条件が揃っていたとしても、母親が有利な状況を覆すのは容易ではありません。特に小さな子供にとっての母親とは、それほど大きな存在であると言えます。

子供の年齢で違いがある?子供の意見を尊重!

親権については、子供の意思が大きく左右します。ではここで、これまでの慣例ではどのような基準になっているかという事を紹介していきます。

これまでの慣例では、0歳~10歳までは、子育て全般にわたって子供の面倒をみる必要があるため、母親が親権を獲得することが多い。

10歳~15歳では、子供の精神的、肉体的な発育状況によって、子供の意思を尊重する傾向があります。15歳~20歳では、子供が自分で判断できるとの見解から、子供の意思を尊重します。

一方、子供が20歳を過ぎたら社会的にも成人と見なされるため、親権の設定はありません。

このように、子供の年齢によっては若干の違いがありますが、子供の意思を尊重するという事が根底にあるという事を理解しておきましょう。

子供に対するケアは?子供には罪はない!

一番の被害者は子供!

両親の離婚によって、子供の生活環境は大きく変化します。子供にとっては、これまで父親と母親の元で見ていた景色が、離婚を機に大きく違って見えるものです。

子供に罪はありません。一番つらい思いをするのは子供であるということを忘れてはいけません。そのためにも、子供には人一倍愛情を注ぎ、心身的なケアを充分に行なう事が親としての役目であると考えます。

まとめ

これまでの親権に対する5つの事柄についてまとめます。

    <意外に知らない5つのこと>

  • 親権には種類がある
  • 親権獲得の条件とは
  • 父親が獲得できる条件とは
  • 子供の年齢で違いがある
  • 子供に対するケアは

子供の親権については、子供にとって一番良い方法を考え、その上で双方で充分な話し合いを行う事が大切です。何より子供の事を一番に考えて行動する事が親としての役割だと考えます。

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