離婚の際の財産分与は?忘れてはいけない5つのポイント!

財産分与とは、離婚をするときに、これまで築き上げてきた財産の分与を行ないます。これは、貯金の有無などには関係ありません。民法では、「協議上の離婚をした者の一方は、相手方に対して財産の分与を請求することができる。」と定められています。

ここでは、財産分与で忘れてはいけない5つのポイントについて紹介していきます。

財産分与とは?財産分与の種類を知っておく!

財産分与には、①清算的財産、②扶養的財産、③慰謝料的財産の3つの種類があります。通常、財産分与と呼ばれているのは、この清算的財産です。ここでは、財産分与の種類について説明していきます。

清算的財産とは?

清算的財産とは、婚姻後に夫婦で購入した物品(車、家具、住宅)の他、有価証券や預貯金が対象となります。これらは、あくまでも婚姻後に夫婦間で購入したものが対象となるため注意が必要です。

扶養的財産とは?

扶養的財産とは、夫婦の片方が病気や経済的に乏しい専業主婦などで生活に困窮してしまう事情がある場合に、その相手方が一時的に支払う財産のことをいいます。

慰謝料的財産とは?

慰謝料的財産とは、文字どおり婚姻期間中に精神的損害、肉体的苦痛などを与えられた事に対する損害賠償を指します。本来、財産分与とは別の性格を持っていますが、現在では、慰謝料も財産分与に含んで請求する場合があります。

財産分与の割合とは?一般的には2分の1ずつ!

財産分与の割合は、どの程度なのでしょうか。そもそも、財産分与の割合とは、財産形成にどの程度寄与してきたか、その度合いによって定めれれるものですが、一般的には、夫婦間で半分ずつの折半とする場合が多いのも特徴です。

財産分与の対象は?財産の種類を知っておく!

「共有財産」と「特有財産」。特に後者の特有財産については、知らないという方も多いでしょう。ここでは、共有財産と特有財産について紹介していきます。

共有財産は分与の対象!

冒頭でも紹介したとおり、婚姻後に形成された財産は共有財産となります。そして、共有財産は財産分与の対象となります。財産分与には離婚理由は関係ありません。

また、車や住宅など、どちらか一方だけの名義になっていたとしても、相手方(他方)の協力があったとみなされ、財産分与の対象となります。

対象外となる特有財産とは?

あまり聞きなれない言葉ですが、財産分与の対象外となるものに「特有財産」というものがあります。これは、婚姻前に購入したものや、相続などで寄与されたものを指します。

退職金は財産分与の対象?

退職金を財産分与の対象と見なすかどうか?これは、離婚時の相手方の年齢や役職等にもよりますが、一般的には見なさないことが多いです。

それは、将来的に企業の成長が明確でないことと、退職年齢時に相手方がどうなっているかが不透明である大きな理由と言えます。

マイナス財産はどうなる?

「マイナス財産」つまり借金については、どうなるのでしょうか。婚姻後の夫婦間の生活のために作ってしまった借金については、共有のものと見なされるケースが一般的です。

ただし、ギャンブルや趣味に投じてしまった結果、どちらか一方が作ってしまった借金については、財産分与の対象外となります。

財産分与の時期とは?一般的な分与の時期!

財産分与の時期は、離婚と同時に行なうことが一般的です。離婚後は、生活が慌ただしくなる事が多いです。多忙な毎日を送る中で、つい後回しにしてしまったら、せっかくの取り決めたにもかかわらず、取り損ねてしまう可能性もあるからです。

離婚後も請求は可能?

離婚後に財産分与を請求することは可能です。しかし、財産分与を請求できる期間というのは、離婚したときから2年以内と民法で定められています。

万が一、この2年が経過してしまったら請求そのものが出来なくなってしまいますので、注意が必要です。

財産分与の方法とは?分与の方法は色々ある!

財産分与の方法としては、①財産を自分が保持する代わりに相手に金銭の支払をする。②対象となる財産を売却して利益を分割する。③現物による分与をする。の3つの方法が一般的です。

ただし、金銭にかかわることですので、口頭で取り決めをするだけではなく、公的な証書を作成することをお勧めします。

まとめ

これまでの財産分与に関する5つのポイントについてまとめます。

    <忘れてはいけない5つのポイント>

  • 財産分与には種類がある
  • 分与の割合は一般的には2分の1ずつ
  • 共有財産は財産分の対象
  • 財産分与の時期は離婚する時
  • 財産分与の方法は3つある

財産分与の対象は二人の共有財産です。言い換えれば、これまで二人で共に生活してきた証でもあります。それを、分与という形で分けることになるのですから、共有財産のリストを作成し、お互いに漏れが無いかを確認した上で話し合いを始めるのもひとつの方法です。

また、最近では、犬や猫などのペットが財産分与の争点になるケースも増えています。ペットについては、基本的には子供と同様に、どちらの所で暮らすのが一番良いか?という点が重要視されます。

まずは、お互いが納得するまで、しっかり話し合いましょう。

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