離婚の時の慰謝料とは?気をつけたい5つのポイント!

離婚の際、よく「慰謝料」という言葉を耳にする方が多いでしょう。ただ、法律的には、離婚と慰謝料というのは、必ずしもセットではありません。

どんなケースでも慰謝料を請求できるわけではなく、離婚理由によっては慰謝料を請求できない場合もあります。慰謝料というのは、言い換えれば損害賠償です。あなたが損害を被った事が離婚理由にならなければ、相手方に慰謝料を請求する事は難しいです。

ここでは、離婚の際の慰謝料について紹介していきます。

離婚理由の種類とは?請求可能な離婚理由!

離婚の際に慰謝料を請求するには、限られた離婚理由が必要になってきます。では、慰謝料の請求が可能な離婚理由とは、どんな離婚理由なのでしょうか。

請求できる離婚理由とは?

冒頭で紹介したとおり、慰謝料を請求するには、相応の離婚理由が必要になってきます。請求可能な離婚理由とは、①モラルハラスメント(精神的な暴力)、②DV(肉体的な暴力)③相手の不貞行為、③セックスレス、④悪意の遺棄(家族を顧みない)などが挙げられます。

これらが原因で離婚に発展した場合、相手方に対し慰謝料の請求は可能です。慰謝料の事を考える前に、自身の離婚理由について、もう一度整理しておきましょう。

まずは話し合いをする!

慰謝料にかかわらず、離婚に際しては、双方(夫婦間)での話し合いが大前提となります。特に、慰謝料などの金銭的な事であれば、双方で充分な話し合いが必要です。

ただ、つい感情的になり「二度と相手の顔も見たくない!」という方も居ます。その時は、弁護士など法律の専門家に相談をして、双方の間に入ってもらい、離婚調停や民事訴訟を起こす事もひとつの方法です。

慰謝料の基準はある?金額は状況によりけり!

慰謝料の基準はありません。大まかな相場はありますが、これは、あくまでも目安程度にしかなりません。①婚姻期間、②過失の度合い、③相手方の社会的地位や、収入(経済状況)など、人によっては様々であるため、一概に基準を設ける事は困難です。

では、どうすれば良いか?まずは傾向を探ることです。例えば、不貞行為の事実、セックスレスの期間、モラルハラスメントやDVといった場合の証拠など、その度合いによっては請求金額を上げられる可能性もありますので、そういった証拠を集め、相場に対する傾向を探りましょう。

その上で話し合いを行い、合意が難しいようなら弁護士等に相談しましょう。同じような判例の中から、金額を導き出してくれるかもしれません。

高額請求が難しい場合も!

ただし、相場から算定したとして、相手の収入が500万程度に対し、700万や1000万の請求は無謀と言えます。相手にしても、無い袖は振れません。もちろん、相手の方が合意してくれるのならば話は別ですが、なかなか難しいのが現実です。

請求金額を提示する際は、この辺りもきちんと把握した上で話し合いを行いましょう。

高額請求するには?事実関係を明確にする!

相手に認めさせること!

先ほどは、高額な請求は難しいというお話をしました。これは、相手の収入を超えるような高額な請求の時のお話です。ここでは、相手には相場以上の収入があり、充分生活していける余裕がある場合のお話をします。

高額な請求をするには、まず確固たる証拠が必要です。これも、相手の不貞行為などに対しては、一人ではなかなか証拠を集めるのは難しいケースがあります。お勧めするわけではありませんが、例えば、興信所に依頼し、証拠を探ってもらったり、相手が嘘をついている事実を突きつけて、正直に話してもらう方法があります。

とにかく、まずは、相手に事実関係を認めさせることが大事です。その上で、話し合いをしましょう。

不倫相手への慰謝料請求!

不倫相手にも慰謝料を請求する事は可能です。ただ、これには難しい問題がありますので、落ち着いて慎重に行動をする必要があります。そして、地道に証拠集めをしましょう。

不倫相手への請求は困難!

不倫相手への請求で一番難しいのは、相手が開き直った場合です。最初は、知らぬ存ぜぬの一点張りかもしれません。その後、次第に認めてはくるものの、「自分は強引に誘われただけ。どうしても断ることが出来なかった。」と開き直るケースも考えられます。

そういった場合、たとえ「何度も会っている」「不貞行為を重ねている」といった事実関係を突きつけても、請求に至ることは難しい可能性があります。どうしても請求したいという事であれば、弁護士等の力を借りる事が必要になります。

慰謝料の請求方法とは?大きく分けて2つ!

慰謝料の請求方法は、大きく分けて①協議による請求、②訴訟による請求の2つがあります。①の協議による請求は、話し合いにより合意に達した場合の請求ですので、一番理想的と言えますが、②の訴訟による請求となると、時間もお金もかかり、たいへん労力が必要となります。

離婚の話し合いは忍耐です。決して結果を急いではいけません。「早く別れたい!」「早く次のステージに進みたい!」と思っても、じっくり腰を据えて、話し合う事が大切です。

口頭での取り決めは危険?確実に受取る方法!

法律的な効力を持たせる!

慰謝料は金銭的な問題です。後々の金銭トラブルなどを防ぐ意味でも、【契約】という位置づけで考えましょう。口頭での取り決めだけでは、とても危険です。多少の時間とお金はかかりますが、きちんと公正証書という形で残すことが大事です。

公正証書は法的な効力を持っていますので、万が一の際は、これを証拠として訴える事も可能です。離婚の際の金銭的な取り決めには公正証書を作成する事をお勧めします。

拒否された時の対処方法!

もし、万が一、途中で支払いが途絶えたり、あからさまに支払いを拒否された場合には、速やかに弁護士に相談しましょう。決して一人で解決しようとしてはいけません。

まとめ

これまで紹介した離婚の際の慰謝料についてまとめます。

    <気をつけたい5つのポイント>

  • 慰謝料を請求するには限られた項目がある
  • 慰謝料の金額は状況によって左右される
  • 出来るだけ多く請求するには事実関係が必須
  • 慰謝料の請求方法には2とおりある
  • 必ず公的文書を作成し証拠として残しておく

離婚の慰謝料は、離婚において難しい問題です。被害を被った度合いは数字では表せませんし、目で見えるものでもありません。これを打開するには、やはり話し合いしかありません。また、慰謝料の請求は、誰にでも起こせます。場合によっては、あなたが請求を起こしても、逆に相手方からも請求を起こされる可能性があります。

こうなってしまったら、まさに泥仕合です。こうならないためにも、感情的にならず、相手ときちんと向き合って話をすることが最も重要です。

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