モラハラから逃げるには?協定離婚よりも、裁判所に助けてもらう

最近、テレビなどでもよく聞く「モラハラ」。本人はとても辛いはずですが、それを聞く人にとっては、「夫婦喧嘩じゃないの?」「誰でもそういう時はあるよ」。そんなふうに反応する方も多いのではないでしょうか。

しかし被害者にとっては離婚や自殺にまで追いつめられることもある、人生を変えてしまうほどの大きな問題なのです。何が辛いのでしょうか。逃げ道はあるのでしょうか。

モラハラって?夫婦喧嘩とはちがう

夫婦喧嘩はある問題を解決したいと思って両者が意見を言い合います。それに気持ちが入りすぎて怒り口調になってしまったり捨て台詞を吐いてしまうこともあるでしょう。でもその後、あんなことを言って傷つけてしまったと反省します。謝りもします。

しかしモラハラ夫の目的は相手の嫌がることをわざわざ言って悔しい思いをさせたり悲しがらせたり、自分のほうがいかに優れた人間かを示すことが目的なのでひどいことを言っても反省はありません。辛そうだなと相手を思いやることもしません。健全な夫婦喧嘩とは全く違います。

被害者の妻はどうなる?心配な症状

そんな環境の中で生活し続ける妻はどうなってゆくでしょうか。

いつも緊張状態になる

いつも否定され怒られるために、次はどんな理由で不機嫌になるのだろうと緊張し、不安定になります。

ストレスが体に現れる

緊張のため頭痛がしたり、不眠症になったり、体中が痛んだりします。

孤立感を感じる

家の中のことで他人にわかってもらえないため、二次被害にあってしまいます。それで人にますます離せなくなり、孤立感が深まっていきます。

無力感や無気力状態

自分は何もできないと思わされ、逃げることもできない、夫に従って怒らせずやっていくしかないとあきらめの気持ちしかなくなります。

モラハラから逃げる!離婚しかない?

いつまでも怒っている顔をされていたり、無視を続けられたり、言われたくないことばかり言われているとこのまま生活を続けていくということが難しいと感じるようになります。

相手が変わってくれればいいなと期待しますが、実際のところ相手は悪いことをしているという自覚はありません。そこが普通の夫と違うところでもあります。

まれに、本当にまれに自分がモラハラしていると気づき、専門家の下で長い時間をかけてつらい治療を受けようという人がいるとしても、妻がその間支えることはできるのでしょうか。

変わるとしても年単位で本当に少しずつです。基本的に自分に非があると思っていないから簡単には変われないからです。

むしろ、その間もモラハラを受け続け、妻のほうが精神的に参ってしまったりうつ病になってしまうほうが多いでしょう。

変わらない相手と暮らし続け自分の心を殺してしまうくらいなら、離婚をする、モラハラと縁を切るという手段で自分を守ることが必要となります。

モラハラとの離婚は難しい!その理由って?

モラハラ夫の特徴を考えると協議離婚は無理であることに気づきます。話し合いにならず、妻をがっかりさせる一言を吐いて話を強制的に終了してしまい、逃げ回るからです。それで、最初は調停離婚に持ち込まざるを得ません。

調停員がいれば大丈夫かというと、夫のこんな三つの心理が邪魔をします。

    <離婚したくないモラハラ夫の心理>

  • とにかく外面がよくいい人に見られたい
  • 常に獲物をそばに置いておきたい
  • 相手の悔しい顔、悲しい顔をみていたい

離婚をとなると、自分が妻をいじめていたことを認めることになります。獲物が去ってゆきます。もう悔しがらせ優越感を味わうことができなくなります。そのためにいざ離婚となるとそれを阻止しようとあれこれ手を尽くしてきます。

離婚調停。モラハラ夫はどう出るか?

裁判所から調停に呼ばれた夫はどう反応するでしょうか。

調停の場に来ない

先に進ませず妻を困らせることはもちろん、金銭的にもいじめてやりたいモラハラ夫のことですから、調停での話し合いの結果、金銭を払わなければならなくなるなんて、ごめんなのです。

来たとしても嘘をつく

妻としてはそんなこと言っていないとか、やっていないという分かりやすすぎるほどの嘘をしゃあしゃあとつきます。

先ほど述べたようにモラハラ夫は外面がいいので、家から一歩外に出ると,結婚前にこちらに見せていたような、さわやかで優しく穏やかな人を演じます。

調停員を味方につける

モラハラ夫は自分がいかにいい夫であるかを上手にアピールするため、残念なことに、第三者である調停員はそこに騙されてしまうことがあります。こんなに旦那さんが奥さんを思っているのに感謝していないとか、もう一回やり直したいなどという夫の肩を持って、奥さんも考え直してみたらどうかと、こちらが諭されてしまうなんてこともあります。

流れとしてそうなってくると、妻としては苦しい調停となりますが、流されないようにふんばりましょう。二次被害という、夫からのモラハラをよく理解せず、むしろ妻が悪いかのような言い方をされるのも心折れる体験となりますが、夫の裏でのほくそ笑む様子を思い返し了承してはいけません

調停を不調で終わらせようとする

調停員の提案や、妻の要請に応えず、不調でおわらせます。

最終手段は?離婚裁判へ持ち込むことに

その後に裁判へと進めることができます。

調停員は一般人ですが、裁判になると裁判官が裁定を下すことになります。相手の意思があるうちは不調に終わった調停でも、裁判となれば下された裁きにモラハラ夫でも従わなければなりません。

ただ、裁判になると金銭的にかなりの負担となります。離婚した後の生活を考えても多くの人は収入が減ることを考えると、なるべく裁判には持ち込みたくないものです。それでも相手がモラハラである場合、一筋縄でいかないことは被害者の妻も気づいているはずです。

お金で自由をえるかどうか迷うところですが、そこは個々の判断です。

モラハラから完全に離れるには?離婚がおすすめ!

自覚がなく、もちろん治す気がないモラハラ夫。いつまでも妻が被害者でいるのは理不尽であり、自分の体や心を壊していくので逃げる必要があります。

話し合いによる離婚はモラハラの特徴上むりで、離婚調停を起こしたとしても調停員によって当たりはずれがあり、もしかしたら二次被害に苦しむかもしれません。

それでも進んでいかなければ自由は得られません。離婚調停が不調に終わってしまっても離婚裁判という手もまだあります。自分は大事な人間で、間違ったことはしていないと自分に言い聞かせ、慎重に進んでいきましょう。

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