親との同居は離婚しやすいって本当?その原因と回避策は?

何かと気を遣うのが親との同居。特に実親側ではない方はどうしてもストレスがたまります。同居のストレスの代表的なものに「嫁姑関係」などがありますが、それなら同居を解消すればよい話です。にもかかわらず、離婚にまで発展してしまうには理由があったのです。

今回は、妻が夫側の両親と同居していると仮定して話を進めますが、もちろんその逆でも仕組みは変わりません。同居で悩んでいる方、必読です。

同居が離婚に繋がりやすいのはなぜ?妻にだけ過剰にかかるストレス!

二世帯住宅や完全同居。同居にも様々なスタイルがありますが、一様に離婚率は高くなっています。その理由は一言でいえば「妻のストレス」。どうして妻ばかりにストレスがかかってしまうのでしょう?

妻は最初から家族ではない

どんなに仲良くしているように思えても、妻は元から家族だったわけではありません。夫という存在を介して家族に加わったにすぎないのです。そこには見えないけれど強固な壁が存在しています。妻も親も本当の親子にはなりきれないのが現実です。

「子は鎹」という言葉がありますが、夫がどれだけ妻と親を結びつけられるかが同居のカギを握っているのです。

生活習慣の違い

妻以外の家族には、すでに自分たちの生活スタイルが確立されています。そしてそれは妻の育った家庭とは異なっているのが当たり前です。新しく加わった家族である妻は、必然的にその家のルールに合わせざるを得ません。

自分だけアウェイ

以上のように、妻は家族の中でいつも一人なのです。どんなに気を使ってもらっていたとしても、「アウェイ感」を拭い去ることが出来ません。妻が真の家族になるには、非常に長い時間が必要となるのです。

歩み寄るのは私だけ?口には出せない「当たり前」への不満!

妻は、すでに完成された形を持つ家族の中にたった一人で入っていくことになります。それはとても心細く、勇気のいる事です。当然気も使います。ですが、迎える側である家族の態勢はどうなのでしょう?

我が家は誰のもの?

妻は所詮、血のつながりのない他人です。パワーバランスから見ても、必然的に妻が家族に合わせることになります。でもそれは当たり前なのでしょうか?数の原理に埋もれてしまっているだけで、実はおかしな「我が家の常識」はないのでしょうか?

妻を家に迎えるにあたって、生活パターンについて話し合いやすり合わせを行う家族は非常に少ないのです。「我が家のメンバー」は誰なのでしょう?

迎える側の意識は?

夫家族にとって、妻がメンバーに加わったところで生活スタイルに変化はありません。冷蔵庫の使い方、食器の配置、掃除のタイミングや洗濯物の取り扱い。そういった確立された生活習慣は、夫家族にとっては意識にも上らないことです。

あまりにも当たり前であるため、妻とルールについてすり合わせを行おうということすら思いつかないのです。

だれにも気づかれることない妻の努力

夫家族の家は、妻にとっては未知の領域です。フォークはどこにあるのか、「斎藤さん」とは誰なのか、玄関マットはどのくらいの頻度で交換するのか、お客様用の食器はどれなのか。そんな些細なことを覚えるために、妻は必死に努力します。

夫家族にとっては当たり前のことすぎるため、妻に教えることはありません。妻は、誰にも気付いてもらえないまま懸命に家族になる努力をしているのです。

根本原因は夫にある?味方が敵に変わるとき!

妻にとって、唯一のつながりは夫ただ一人です。他人同士である親と妻を結んでいるのは夫だけ。同居生活で夫が果たす役割は、夫自身が考えているよりも遥かに重いのです。

戦力にならない味方

妻にとって夫は唯一の戦力です。しかし同居の場合、夫は夫ではなく子供の立場になり下がります。夫自身も無意識のうちに、自分の家族は「自分の親と子である自分」と考えてしまうのです。

そんな夫からはこのような言動がみられます。

こんな態度ではありませんか?

もし夫からこのような言動がみられた場合、妻にとって夫は味方から敵へと変わります。言っている方は自覚することはできませんが、妻にとっては「夫の家族は所詮自分の親だけ」としか思えないからです。

  • 親に悪気はない
  • お前もくつろげばいいのに
  • うちは昔から〇〇だから
  • 親と上手くやってくれ
  • 後で聞くよ
  • 親が〇〇って言ってる(妻に向かって)
  • 妻が〇〇って言ってる(親に向かって)
  • 妻の実家には行きたがらない
  • 妻に言われるまで気づかない

夫は、妻よりも親の思考のほうが理解しやすいために、このような発言をします。しかしそれは、妻から見れば「夫は親の立場から見ている」ことに他ならないのです。

この人はもうダメだ!妻が夫を諦めるとき!

夫が自分の見方ではないことを理解したとき、妻は夫への一切の希望を捨てることになります。それはとりもなおさず、離婚へのカウントダウンが始まったという意味です。

義理の親の不満は言いにくい

妻にとって、義理の親は、愛する夫を生み育ててくれた存在です。そんな大切な親に向かって不満があったとしても、それを直接口にするのは非常にハードルの高い行為になります。親を否定するということは、夫を否定することと変わらないからです。

妻が不満や悩みを口にしないことで、夫は「妻には不満がない、同居に満足している」と勘違いをします。実家というぬるま湯の中にいる夫は、「言わないのではなく、言えない」のだということまで想像力が働かないのです。

突然やってくる諦めのとき

その日は突然やってきます。妻の中で、我慢の限界を超える瞬間です。それはほんの些細なきっかけに過ぎません。例えば、「雨が続くから洗濯ができない」といった本当に小さな会話。しかし、それまでに溜まりに溜まった不満はそんなことでも爆発してしまいます。

「この人は私のパートナーではない」、あるとき妻はこのように悟るのです。こうなってしまってからの関係修復は非常に困難を極めます。

離婚を回避するために!夫にしかできないことは?

同居のカギを握る人物は夫以外にありません。そんなキーパーソンである夫にしかできないことは沢山あります。同居生活を成功させる秘訣を伝授しましょう。

常に妻の味方でいる

妻はいわば外国に一人ぼっちの状態です。何もかもが異なる環境の中で頼れるのは夫しかいないのです。中立的な立場でいるのではなく、常に妻の味方でいる事を忘れないでください。

妻の意見は自分の意見として伝える

妻は不満を抱えていたとしても、直接伝えることが出来ません。そんな時こそ夫の出番。妻の不満や意見などは、全て自分の考えとして主張しましょう。これも立派に妻を守る行為なのです。

親からの不満や意見は妻にそのまま伝えない

妻が親の不満を口にできないように、親も妻への不満や愚痴を直接本人には言えません。その矛先は、実の子である夫に向かいます。ここで妻の味方になってあげられる夫のとるべき行動はこうです。

妻が聞いたら傷つくであろうことはあえて伝えません。どうしても伝える必要があるときは、あくまでも自分の考えとして伝えます。それも、文句や不満という形ではなく、提案や相談という切り口で行いましょう。

妻も傷つけずに親の不満を解消するためのテクニックです。

あなたの家族はだれ?離婚回避の第一歩は意識改革!

あなたは結婚し、妻と「家族」になりました。今のあなたの家族は「親と子供である自分」ではなく、「妻」なのです。妻はたった一人であなたの家にやってきました。そしてあなたやあなたの親と家庭を築こうと懸命に努力しているのです。

何度も繰り返しますが、あなたの家族は妻です。どうかそのことを忘れないでください。

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