モラハラを理由に離婚はできるの?事情によっては可能です!

夫婦生活において一方の配偶者から他方の配偶者に対してモラルハラスメント(以下「モラハラ」といいます。)が繰り返され、これ以上、夫婦生活を続けていくのは無理だと感じた場合、モラハラを理由に離婚することはできるのでしょうか?

そもそもモラハラって何?

モラハラとは、身体的ではない、言葉や言動による精神的いやがらせのことをいいます。モラハラの厄介な点は、身体的暴力による身体的被害のように誰も目から見ても明らかなものではないため、友人・知人あるいは社会からその被害について理解されることが難しいところにあります。

モラハラは離婚の理由になる!

配偶者からのモラハラに耐えかねて離婚したいとの決意に至った場合、モラハラを理由として離婚することはできるのでしょうか?民法は離婚事由として、婚姻を継続し難い重大な事由を挙げています。

そして、日常的なモラハラの具体的内容、被害者となっている配偶者の対応及び加害者である配偶者の改善の見込などの事情を考慮して、夫婦関係の修復は不可能であり、これ以上の婚姻の継続は難しいと判断される可能性はあります。

要するに、個別の事案における具体的事情によるものの、モラハラを理由として離婚することはできます。

離婚するための方法

モラハラを理由として離婚することはできるとして、そのためには、どうすればよいのでしょうか。

まず、相手に離婚の話を切り出し、相手が離婚に応じてくれるのであれば、協議離婚できるので問題はありません。しかし、モラハラを働く配偶者の多くは、自己の非を認めることはせず、むしろ離婚の話を切り出したことに対して非難を加えるようなこともあるでしょうから、そのようなときは、離婚調停を申し立て、調停が不成立となれば、離婚訴訟を提起することになります。

離婚訴訟では、相手のモラハラの具体的内容等の具体的事実を証拠により証明して、裁判所に婚姻を継続し難い重大な事由があると判断してもらうことで、裁判による離婚が認められます。

したがって、モラハラの被害を受けている配偶者で離婚を考えている方としては将来の訴訟に備えて、可能な限り、モラハラの実態を証明するための証拠の収集を行うようにしておくべきしょう。

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